「半年間海外にいたら英語ペラペラなんでしょ?」に対する回答。英語が上達する人の特徴とは?

アラサーの英語勉強
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セブ島に海外転職して半年になるがぶちゃんと申します。

海外に転職する、ワーホリに行く、留学に行く、目的は違えど、海外に長期間行っていた人が一度は聞かれる質問が「英語ペラペラなんでしょ?」「英語話せるようになった?」これです。

半年間セブ島で暮らしている私からの目線と、周りを見ていて私が感じる感想と事実をこれから包み隠さずにお話しします。

結論:海外に半年いても英語が話せるようにはならない※ただし人による

結論は人によるということになるのですが、私の体感では(自分も含めて)8〜9割の人はほとんど英語が流暢に話せるようにならない、これが真実だと思います。

正しく言い直すと、日常生活でたとえばタクシーに乗ったり、スーパーに行ったり、レストランでオーダーしたり、そういったことは問題なくできるようになると思います。

ただし日本人が想像しているような「ペラペラにやり取りしている」というイメージとは程遠くて、単語を繋げて話すだけだったり、Yes Noアンサーをしているだけだったり、そんな感じだと思います。

ではなぜ半年間はたまたそれ以上海外に行っても話せるようにならないのか?を掘り下げていきたいと思います。

海外に住んでも話せるようにならない理由①勉強しないから

ほとんどの日本人の海外での生活を見ていると私を含めて、日本にいるのと対して変わらない生活を送っています。

留学している人はもちろん授業の間は英語を使うかと思いますが、それでもそれ以外の時間自分で時間をとって英語を勉強しているという人をほとんど見たことがありません。(最初はできててもそれを継続できている人はほとんどいないです。)

なんとなくやらなきゃいけないことはわかっているし、自分がこのままだと英語が話せるようにならないということは薄々気がついてはいるんだけど、勉強する人はほとんどいません。

それはなぜか?

英語ができなくても暮らしていけてしまうからです。

私はフィリピン以外の国に長期間住んだことはありませんが、旅行などでいろんな国にいったことがあります。

確かに日本語のように流暢に伝えることや聞き取ることはできなくても、話の何割かは身振り手振りと状況から判断すればわかるということがほとんどです。

例えば、スーパーのレジで話されることって「ポイントカード持っているか?」「袋入るか?」とかだいたい決まってくるじゃないですか。

最初は分からなくても何度か通っていればだいたい流れは掴めるようになってくるので、単語で伝えれば向こうも外国人相手に「なんで話せないんだ?」って詰めてくるというようなこともありませんし。

だから自分の中でわざわざ時間をとって英語を勉強する必要がないから、優先度が低くなって結局友達と遊んでる方が楽しいっていう方に流れていくのです。

海外に住んでも話せるようにならない理由②日本人とつるむから

日本人に限らず、海外に住んでいて外国人として生きている身からすると、同郷の出身がいるってだけで本当に心強いです。

日本人にしか分からない価値観とか悩みとかを共有できたり、もちろん現地のことを日本語で共有してもらえたり、普通に言語の壁なく会話できるし、あまりにも一緒にいるメリットが大きすぎるのです。

言葉が通じるってこんなに楽なことなんだ〜と、しみじみ言語の壁を実感する毎日です。

だからこそほとんどの人はくる前は「日本人とは連まない」と固い意思を決めて海外に来たとしても、居心地の良さとか、楽しさが勝つので、日本人と一緒にいる人が圧倒的に多いです。

もちろんこれは自分の心がけ次第だとも思っているので、なるべく日本人と連まないようにするということは自分でコントロールできますけど、

ただでさえ異国の地に住むということでのストレスが少なからずあるのに、ずっと海外の人と一緒にいるって結構負荷のかかる行為であることは事実です。

海外に住んでも話せるようにならない理由③フリーカンバセーションや特定の英語だけを話しているから

これは昨日話していて感じたことですが、フリーカンバセーションだけを通してペラペラになるという場合、ものすごい会話量を増やす必要があります。

基本的に友達と話すときに仮に日本語勉強中の友達が間違った文法を使っていたとしても、わざわざ毎回は直さないじゃないですか?

あまりに意味が変わってしまう場合や意味がわからない時はもちろん直してあげることもありますが、いちいち「今の助詞は違うよ!」とか言わないですよね。

確かにいろんな人の話を聞いてたくさんアウトプットする機会があればそれだけ上達はすると思いますが、フリーカンバセーションだけでペラペラを目指すなら相当な時間と会話数を重ねないといわゆる日本人が想像する「ペラペラに話す」には到底行き着かないと思っています。

あとは例えば仕事で英語を使うという機会に恵まれたとしても、「だいたいの定型表現を学べばできてしまう」ことが多いです。

もちろん最初は全てが新しいし、何を言っているかわからないけど、同じような会話を何度も聞いていれば、このときはこう言えばいいっていうのが何となく自分の中でできてくるので、

英語を話せるようになるというよりはこの店や会社のこのポジションならいけるみたいなことになると感じています

もちろん、定型表現以外の会話をする機会もたくさんあるでしょうから、いい機会にはなるとは思っていますが、

日本人の想像するペラペラの基準てかなり高いじゃないですか。

それに行き着くのか?という視点だと微妙だなと思っています。

本当に海外に行って真剣に英語が話せるようになりたい人はどうすればいい?

ここからのパートは自分への戒めの気持ちも込めて書きたいと思います。

最終的には自分で英語を勉強し続けるしか道はない

みんな最初はモチベーションが高いから、やるんですよ。

でもそれを続けられる人って本当にいないです。

人間楽しい方に楽な方に行きたがる生き物だから、本当に英語が話せないと死ぬくらいの英語を自主的に勉強するだけの必死な理由がない限り継続し続けるのは難しいです。

だって、やらなきゃいけないことってもうわかってるじゃないですか。

  • 単語や文法は覚えた方がいいしやった方がいいに決まってるし
  • スピーキングのためには外国人の人とずっと話せばいいし
  • リスニングのためには日本語のコンテンツじゃやなくて英語のコンテンツを見ればいいし
  • リーディングのためには英語でニュースを読むなりSNSを見るなり、本を読めばいいし
  • ライティングのためには日記を書くとかチャットのやりとりを英語をすればいいし

もっと効率的なやり方はないかって探して、結局やらなきゃいけないことをやっていないだけなんですよね。

私たちがやらなきゃいけないことはもっといい勉強法を探すことではなくて、ただやらなきゃいけないことをやり続ければいいだけ

ただそれが難しいんですよね。

つまんないし、毎日やってたって成果を実感することはほぼないし、誰かに褒められるわけでもないし、お金をもらえるわけでもないし。

自分に英語を勉強する必要性を問いかける

だからなんで英語を勉強するのか、本当にそれが人生で必要なのか、娯楽を優先してでもやりたいことなのか自分に問いかけないといけないんですよね。

私はやっと自分に英語を勉強する意味を問いかけ続けて、自分が英語をどんなことがあっても諦めない理由を見出したので、半年経っても英語の勉強をやらなかった日はありません

というかむしろ勉強時間はどんどん増えている気がします。

やる気がない日も「自分が英語勉強しなかったらどうなる?」「自分がやろうと思った意味は何?」「セブ島まで来てそれでいいのか?」「もう30歳を過ぎてる、今日より若い日はないのに今日やらないのか?」を日々問いかけて自分を鼓舞しています。

最後に

散々色々書いていますが、これだけ偉いこといって、やったって半年間で話せるようになったなという感覚は0だし、英語力が伸びたなという感覚は0だし、自分より話せる人を見ては劣等感を感じる日々ですが、それでも自分のやらなきゃいけないことを淡々とやり続けています。

他の人と比べても仕方ないし、それで諦めたらもっとできない期間が伸びるだけなので、今日もまた英語を勉強する、ただそれだけ。

きっとどこかで花咲くと信じて、自分の能力を信じて、今日も頑張りましょう!